林修「縁結び」出雲大社。オオクニヌシの神は横を向いてる謎?

出雲大社

拝殿でお参りする時、
ふつう神様は私たちを見ていると思いますよね。

でも、縁結びで有名な出雲大社のオオクニヌシの神は横(西の方)を向いているのだそうです。なぜなのでしょうか?

出雲神社最大のミステリー!?

だから、本殿を囲む壁の西の方に、小さな賽銭箱があるのだそうです。
ここを参拝しないと、オオクニヌシ様とは向き合えないのです。

それでは、2018年11月21日のTV番組
「林修のニッポンドリル」
【出雲大社!縁結びの最強ルート&巨大しめ縄作りに迫る】
要約を古事記の神話なども追記してまとめてみます。

出雲大社TV番組の6つの要点

  1. 参拝前に「稲佐の砂」を取りに行く
  2. 祓社で「けがれ」を払う、2拝4拍手1礼
  3. 十九社にいる神様が縁結び相手を決める神謀り(かみはかり)
  4. 立ち入り禁止の八雲山でも触れられる素鵞社の裏側
  5. 最後に必ず本殿西にある賽銭箱から参拝する
  6. 東京・六本木にもある出雲大社東京分祠

①参拝前に「稲佐の砂」を取りに行く
全国では「神無月」(出雲では「神在月」)には、八百万の神様がこの出雲の「稲佐の浜」に上陸します。だからというわけではないでしょうが、縁結びを完全にしたいのなら、ここの砂をビニール袋に入れてから、本殿を参拝しましょう。

稲佐の浜

稲佐の浜は、鳥居の前にして左折すると約10分ほどで行けます。この通りを「神迎の道」(旧表参道)と言います。
ここで、日本三大そばと言われる「出雲そば」を食べるのも良いかもしれません。ちなみに、
日本三大そばは、岩手の「わんこそば」長野の「戸隠そば」そして、島根の「出雲そば」です。

②祓社で「けがれ」を払う、出雲大社だけの2拝4拍手1礼
出雲大社の参道は、元砂丘であったため下っています。下り参道はとても珍しいですね。
少し歩いていくと、右手に祓社(はらえのやしろ)があります。ここで禊(みそぎ)をします。
ふつうは2拝2拍手1礼しますが、出雲大社では「2拝4拍手1礼」ですからご注意ください。

なぜ、2拝2拍手1礼になったのかというと、
明治に発布された「神社祭式行事作法」で、2拝2拍手1礼に決まったのだそうです。しかし、必ずも2拝2拍手1礼であることではなく、出雲大社のような由緒ある神社では固有の参拝でも問題ないということです。

③十九社にいる神様が縁結び相手を決める神謀り
一般では、旧月10月を「神無月(かんなづき)といいますが、出雲では八百万の神様が集まってくる「神在月(かみありづき)」といいます、その集まった神様が宿泊するホテルが「十九社」。中では縁結びの会議が開かれ「神謀り(かみはかり)」と言われています。
この様子が、歌川国久「出雲国大社之図」でよくわかります。神様は、お札に男女それぞれの名前を書いて結びつけます。

歌川国久「出雲国大社之図」右上に鎮座しているのが、アマテラス大神とオオクニヌシの神

④立ち入り禁止の八雲山でも触れられる素鵞社
本殿の裏の方にある素鵞社(そがのやしろ)。この社の縁の下には、スサノオの砂場があります。この砂と最初に触れた「稲佐の砂」を取り替えます。

  1. ビニール袋に入れてきた稲佐の砂をこの砂場に入れます。
  2. すでにある砂をビニール袋に入れて持ち帰ります。この砂にはスサノオの霊力が宿っているとされています。

また、この素鵞社の裏手には、立ち入り禁止の人雲山の裾野の一部である岩肌があります。この岩肌に触れることで、パワーをもらえます。

⑤最後に必ず本殿の西にある賽銭箱から参拝する
ご祭神のオオクニヌシの神は、じつは拝殿や御本殿の正面を向いているのではなく、正面に向かって左側を向いているのだそうです。それで、御本殿を囲っている塀の西側に賽銭箱があるのです。必ず、オオクニヌシの神様の正面から、お参りすることを忘れないようにしましょう。

オオクニヌシと因幡の白兎

でも、オオクニヌシの神は、なぜ西を向いているのでしょうか?

解明されていない謎だそうですが、2つの理由が考えられます。
1つ目の理由
西の方角には、稲佐の浜があります。神在月に、八百万の神々がここ稲佐の浜から上陸します。だから、こちらの方を向いているのだそうです。

私見ですが、2つ目の理由
西の方角には「常世の国」があります。常世の国は、楽園で死者の国ではありません。ですが、西の方角は陽が落ちる場所で、死後の国も暗示しています。
オオクニヌシの神は、かつて兄達に何度も殺されそうになった時、ある神の助言で、死者の国「根之堅洲国(ねのかたすくに)」のスサノオを頼りに行ったことがあります。そのことから、その方角に敬意を払っているのかもしれません。
ギリシャ神話でも、同じように日の沈む西の方角は常世の国であり、死後の世界をも暗示しています。

⑥えっ!東京・六本木でも出雲大社にお参りできる!出雲大社東京分祠
出雲(島根県)は東京からは遠い。でも、六本木にも、出雲大社東京分祠があります。ここならば、東京近辺の方々にとってはお参りしやすいですね。
ここでも参拝は、2拝4拍手1礼ですから、ご注意ください。

出雲大社東京分祠

出雲大社の大きな注連縄(しめ繩)は、のべ1000人かけて作る

出雲大社の写真を見ると、神楽殿の大きなしめ縄が特徴的です。なんと、1本が13.5メートル、5.2トンで2本です。2018年7月に6年ぶりに新しくなったそうです。

出雲大社の注連縄(しめなわ)

このしめ縄の材料の稲は「赤穂もち」という種類。稲の穂がまだつかないうちに収穫するそうです。なぜかというと、「実るほど、こうべを垂れる稲穂かな」ではありませんが、穂がつくと稲は頭を下げるように曲がってしまうからです。
そして、20人もの人が一丸となって、1.7トンの縄を転がして作ります。その2本の縄を50人とクレーンで捻りあげます。1年以上かかり、述べ1000人で完了。出雲大社・神楽殿へトレーラーで運び、取り付けます。

ところで、しめ縄(注連縄)は、厄払いではありません。あの世とこの世の境目を表します。中国では、死者の出棺後、清めの水を注いだ縄を連ねて、死者の霊魂が帰ってこないようにしたといいます。それで、「注連縄」と書きます。

出雲大社をピーアールした現代の広告マン「御師(おし)」とは?

出雲大社はやはり遠いところにあるので、行きたくてもなかなか足を運べません。ましてや江戸時代なら、なおさらです。関東の人々はともかく、大阪近辺からでも歩いて行くのは大変です。そこで、今でいう広告やプロモーションを神職さんが行いました。この神職さんを「御師(おし)」といいます。
どんなことをしたかというと、次のようなことです。

・参拝してくれた人には無料・出雲そばクーポン券の配布
・朝廷への超高級貢物「十六島海苔(うっぷるいのり)」プレゼント
・宝くじも発行。8日間でなんと20億円の売り上げ

こうして、出雲大社は有名になってきたのです。

林修のニッポンドリル
http://www.izumooyashiro.or.jp
(写真:ウィキメディアより)

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